最近は空気が乾き、雨も降らないので随分土が乾いている。
この時期はあまり水やりをしないのだが、人参に水をやる。
気付けば日が暮れ暗くなり、三日月が見える。
息子と娘を呼び戻し、軽トラックの荷台に乗せ自宅へ戻る。荷台が濡れているからトラックのシートを敷く。
二人とも半袖で寒くないだろうか?子供は寒さに強いなぁと感心する。
街灯の少ない暗い道を走る。
私が高校生の頃、実家に都会育ちの友人を呼んだとき「暗くて怖えーなぁー」なんて言っていたのを思いだす。
うちの子供たちは暗闇を知っている。
後ろで子供たちが話している声が聞こえる。途中、荷台を確認してみる。トラックのシートを布団にして二人とも寝転がっている。
やっぱり寒かったのかぁ。
荷台に寝っ転がり見上げた夜空はどんな景色なのだろう。
子供の時間はものすごい速さで目の前を通り過ぎる。そんな一瞬を映し出した世界はきっと大きな世界に違いない。
当たり前のように通り過ぎる日常。殆どの時間をこの御所の地で過ごす。
日曜日の今日もいつもと変わらず土を耕し、自宅に戻る。
子供たちを見ていれば日常があればそれで十分だと言うことに気付かされる。
大人が淡々と穏やかに過ごしていることが大切なんだろうなぁ。
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