姿

未分類 2018-06-04

周りの田んぼに水が入り。田植えが始まっている。
午後7時を回っても農家は働いている。

朝、子供たちが歩いて登校する横を軽トラで付いていきながら周りを見渡す。
農家がこの時期はせっせと働いている傍ら田舎道を歩いて毎日学校へ行く。大人が労働する姿を見ているとその地域が呼吸し循環し何時まででも生かされる安心感が生まれるような気がする。
食べ物を作るという行為は何とも不思議で、人が自然の一部であることを再び思い起こし、その営みが当たり前であって遠い昔から当然のように行ってきた姿であるということを自然と私たちは知っている。
ただ、ここも時間とともにその姿は減ってきている。

いつの日か遠い昔の記憶としてこの社会の引き出しに仕舞い込まれる運命なのかもしれない。
大規模農業とは違った人の営みがまだここにはあるということを記録しておこう。

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