ファーべ

未分類 2018-05-16

野菜を作って楽しいと思えることは、ほんの少しだがその少しが大切なのか?
娘がInstagramのソラマメの画像を見て「もっとモフモフの布団の上に豆が寝てる」という。ipadのカメラではなかなか白が表現できないようで・・・。

しかし、Instagramを見ていると本気の写真が写っているのを見て、すごい時代だなぁと思う。
見ていて楽しいのだが、こんな沢山のすごい写真(私から見て)を見ると自分の中の感動が少しずつすり減っていくような気がする。あこがれや想像を絶する世界はもう少し大切にしたいなと。
高級レストランで味覚を磨くのも良い、でも西成で安い肴と酒を飲むのと何か違いがあるだろうか?むしろ庶民の方が何かを得た時の感動の許容量は大きいようにも思う。

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暮らしと変化

未分類 2018-05-13

気づけば自家用の苺も終わり。
まつなが畑は農業といっても家庭菜園をでっかくしたような農園。季節の野菜がその季節ごとに出来ていく。途切れることなく。
人が食べ繋ぐという、根本的な発想からだが、手間と労力がかかる栽培でお世辞にも農家として良い形態とは言えない。

ただ、物欲やレジャーを望まなければ日常穏やかだし、自分の作ったもので生活できるし、子ども達は季節とそこから現れるあらゆる野菜を目と味覚、あらゆる感覚を通して知ることが出来る。
果たして、それを望むかどうかだが?

今、私がやっている野菜セットの宅配便という形も、ある程度の価格で運送会社と新規契約が難しい今は、新規参入も難しいかもしれない。
私が始めたとき、セット宅配は珍しい形態ではなかったが、今では希少になりつつある。

これからを見たとき、地域に新たなベースとなるものが必要だろう。
それが、作る、売る、食べるの人にとって何を望むのかということだと思うが。

必ずしも望みと行動が一致しないのが人の常。

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エンドウ豆

未分類 2018-05-08

この時期は体力勝負。どれだけ早く、正確に多くの仕事をこなしていくかが、この先の野菜の出来に大きく関わってくる。
体中が痛い。歳と共に出来る許容量が減ってくるから、歳と共に賢く仕事ができなければいけないのだが。

野菜はとうとう地獄の豆が最盛期に入った。スナップエンドウから始まり、ウスイエンドウ、そら豆と続く。
マメ豆しく、というように豆は収穫に手間がかかる。食べる時も剥いたり、筋を取ったりと手が掛かるが、届けた先の台所で母親や子ども達が豆の下処理をしている風景を想うと、豆類は野菜セットにはしっかりと入れたいと思う。
この時ばかりは、価格度返しで豆を沢山入れる。それは、お金よりも文化を大切にしたいから。

そのことで、食べることの豊かさや意味を感覚で捉えていけると思っている。

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喜び

未分類 2018-05-03

最近とにかく忙しくて夜遅くまで仕事することも。
そのかわり?朝はまだゆっくり。息子らと朝食をとって7時ごろに畑へ。近所の農家が軽トラで一仕事終えて帰ってくるのに出くわすと何だか後ろめたさがある。もう5時ごろには明るいのかな?

腰も痛いし、忙しくても自分のペースは見失わないよう気を付けようと思う。
禁酒生活、一週間。少し体調が良くなってきたかな。

自然のリズムは決して人にやさしくはない。それも、人が人である為に与えられたリズムなんだろう。
とにかく、耕して、播いて、生きる為に働く。労働出来ることに喜びを。

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instagram

未分類 2018-05-02

いよいよinstagramを始める。
snsは初めてでよくわからない状態。色々調べて勉強して、おじいちゃんが携帯電話を始めて手にする時、こんな感覚なんだろう。
まずはじめに目に飛び込んできたのが、イギリスの王立公衆衛生協会なるものがあって、そこの調査でinstagramがsnsで最もメンタルヘルスに悪影響を与えるという調査結果。

この記事を読んでこれはやらなければと。文化が発展するとは、何かを犠牲にすることで、その時代の中で何が出来るか?が常に問われている。
ただ進歩とは人間がより人間らしく生きられる社会だと私は考えている。今の時代では退歩だと思っている。より人間の感覚が膨れ上がるのではなく、より機械的に、デジタル的に操作され、人が行っているようで半分以上は人間以外の世界。そして、AI技術が進めば進むほど人の価値は損なわれる。それは、人の精神の問題だろう。

より機械的、デジタル的な介入が多いinstagramはメンタルヘルスに悪影響があるという結果ではないのだろうか?今度はIAがネガティブな言葉を検出してコントロールするという。人間関係はもう人対人では成り立たなくなってきているのかもしれない。

大人が日常の中で世間話をしている風景よりも画面を眺める風景の方が多い時代が来ないことを祈りたい。

blogではsigma dp2 quattro という単焦点の標準レンズのカメラで撮っている。instagramではすべてipad。ようやく少し使い方が分かってきたが、色々と感心すると同時に、酷いなとも思う。カメラで撮った写真と画面上の画像の違いがプリントして飾って私の中ではっきりした。それは、書き溜めなのか、書き捨てなのか、撮り溜めなのか、撮りすてなのか。文章と画像の比重の問題であったり。写真と被写体の比重であったり。
事実ができて、後を追うように法律が出来るように、snsも文化的に随分未熟なんだろう。虚構ではなく、どう事実を作っていくかが私の課題だ。

instagram

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未分類 2018-04-28

蕪。
蕪の種を播いていると通りがかったご近所さんが「この時期に?」と。どうやら冬の野菜としてのイメージが強いみたいだ。
研修時代から春の蕪をよく作っていた。それは、根菜が少ないこの季節に少しでも野菜に変化をつけたい為の工夫だったのだろう。

自給して食べ続けることを目的とすると、作りやすい野菜だけでは、どうも偏りが出てしまうから、工夫うをして食卓を豊かにしたいと思うのだと思う。
蕪は初夏まで作るが、確かに冬の蕪よりも味は落ちる。ただ、暑くなってきた時期にさっと浅漬けにした蕪が食卓に上るとほっとするのだ。

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晩春

未分類 2018-04-24

3月末頃だっただろうか?身体に発疹が出来て一週間ぐらいしてから痛みも出てきたので滅多に行かない病院へ。診断は帯状疱疹。そこから一か月どうも体調が悪い。帯状疱疹が治まってからは喉がイガイガで風邪だったのだろうか?気まぐれで風邪薬を飲みながら何とか繋ぐ。
夜、薬よりもビールを優先させていたが、ビールも飲む元気がなくなって、ようやく妻も心配する。

最近は何とか回復してきた気がするが・・。なんせ、農繁期、帯状疱疹やら風邪やらで休んでいられない。この機会にお酒もしばらく禁酒。家計を圧迫していたし。

ここ数日、4月だというのに夏のようにしっかり暑い。首元も日焼けして風呂に入ると少しヒリヒリする。
気温の上昇と共に追うように作業も忙しくなるが、夏野菜がすべて畑に植え終わるまでは気も休まらない。

気が張り詰める季節だが、これから来る過酷な夏に向けてのウォーミングアップといったところだろうか。この時期に身体の毒を抜いておけば今年も何とか一年乗り越えられるかな。

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