突然の連絡だった。
農業仲間からKさんが亡くなったと。
とにかく、会いたかった。
3時間山道をひたすら車を走らす。
気持ちは不思議なぐらい落ち着き、
何時も必要な時に、必要なタイミングに彼と出会い言葉を交わしていたように思う。
だから今回もいつもと同じように、その時の必然に何の疑いもなく・・
久しぶりの再会もいつもと同じように。
少しだけの時間。
「また会いましょう。では。」とお別れを言って後にする。
その帰り、友人に電話する。
彼が亡くなった日に新しい命が誕生したことを知る。
時は不思議なものだと思う。
立ち止まることなく刻々と私たちは生きている。
生に謙虚さを、死に敬意を
また会う日まで。
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