久しぶりにゆっくり家族で朝食をとる。
ここ2週間ぐらい夜中に帰る日が続き、家族とごはんを食べることが無かったから、こうして食べていると何だか新鮮な気持ちになる。
これからは、また家族と食べる日が増えていくから私にとってはこちらがスタンダード。
私の父親もそうだった。
朝早く家を出て、夜11時ぐらいに帰宅。日曜はあったけど、一緒に居る時間って私の息子たちと比べたら随分少なかった。
人生の費やし方として、家族で食卓を囲む時間ってホント有難いと思う。
一方でそうできない家庭もある。共働きが増えいている今では、ますます食事と言う時間の在り方が変わってきているようにも思う。
昔、日曜日の朝、ゆったりとした時間の流れと柔らかい光の中でホットプレートを出して来て、ホットケーキミックスと牛乳と卵を混ぜ、家族揃って焼いて食べた時間はしっかり自分の心に刻まれている。
どの時代も変わらぬことは、物質的、仕組み的な目に見えやすいものではなく、人の心の底に宿る根深いものに対し敬意を示したときに感じる部分ではないだろうか。
それは、その時を越えて確実に残り、積み重なり、精神の成長に大きな可能性を与えるものだと私は思う。
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