この時期あちらこちら彼岸花が花を咲かせる。
これを目当てに、カメラの機材を抱えて普段見かけない人が畑にいたりもする。
日常の中でこうして私たち人間に季節の訪れを知らされる訳だが、それは無意識の中にこういう風景は刻まれていく。
人が、何を考え何を選択するのか?物を選択できる自由というものの考え方の中でも日常の役割は大きい。子供たちの心の世界には何が根付き、何が芽生えるのかは私たちの日常に掛かっていると言ってもいい。勉強も良いが、将来の金儲けやより選択肢を増やすことよりも、私はより少ない中でより大きな世界を作り上げられる教育という考え方がもう少しあっても良いのではないかと思う。
忙しい仕事の合間に彼岸花を見て、急いでカメラを向け、急いで仕事に戻る。
仕事をしながら、疲れた体で思考も鈍るが、なんとなくそんなことを考えている。
© All rights reserved.