雨、猛暑、雨、猛暑・・・。
落ち着いて暮らせない。そんな時代かもしれない。
明日は選挙。
最悪な気分だ。そんな愚痴も言ってられるほどこの国は平和だと言うことかもしれない。
熊本はまだまだ復興しない状態で、世界ではテロが頻発し、アメリカの白人と黒人の対立、大統領選やEU離脱ではあからさまな言葉が行き交う。平和という状態からは程遠く、人はどんどん平和よりも身の危険に怯え、生き乗り合戦に参戦する。
暴力には暴力が一番の有効な手立てか?もう堪忍の尾が切れたのか、噴き出て来る憎悪は誰にも止めることができない。世界もこの国も大きな流れは一人ひとりの本心でも無くても、怯えと、増悪は悪の連鎖を呼び、私たちが本当に進むべき道から大きく外れることになる。
これを時代というのか?運命というのか?時代のSNSはそれを大きく加速させ、私たちが利用しようとしたものが気付けば利用され、怯えと、増悪の伝播は勢いを増し、それをまた情報によってどうにかしようとする。どれだけ情報を上手く使いこなすかが勝敗を分ける。
私たちの選択は平和ボケなのか、命を張ってでも守る平和なのか。噴き出る怯えと、増悪に我を忘れた手段なのか。
この状態をつくり上げた時代の責任は大きい。そして、今も未来の責任を負って人々は生きなければいけないが、時代は進むが人々の心はなかなか動かず、未来に負債を残す。平和と言う願いと、平和と言う罪は、対等に取り扱わなければ、平和はやってこないし、続かないということは時代が教えてくれる。
久しぶりの大雨が全てを洗い流す。
外は荒れているが家の中は家族とパンケーキを食べる時間が有難い。
欲心が怯えを招くなら私たちはそんな沢山はいらない。その代わり、ゆるぎないものが欲しい。
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