収穫の途中、雨が降ってきて、そのうち雪に変わる。
2日間ほど春の陽気と思えば冬へ逆戻り。
思い返せば寒さで家に引きこもる日がこの冬が少なかったなぁ。
冬と夏
陰と陽
闇と光
静と動
夏の対極にあるこの季節。陰になる時が人にとってとても大切だと感じる。
この時代、ネガティブ思考は避けられぎみだが、それはただ時代の流れがそうであって、どの時代もネガティブもポジティブも対極にあって等しくある。ネガティブに足を踏み入れる人は周りに理解されにくいが自らネガティブに足を踏み入れるほどポジティブとも言える。
現代では、夏の暑さも冬の寒さも、夏の明るさも冬の暗さも、感じることがだんだん減ってきている。それが、人にとってどう影響し、変化させているのだろうか。これだけ冷暖房も光も溢れた時代は、つい最近の出来事で、ずっと昔から続いていて、これからも続くと思っているのは、実は今と言う人だけかもしれない。
息子と二人で山の中を車で走っている時、都会の夜景を眺めてふと息子が言う。
「昔、人が少なかった時はここも星がきれいだっただろうなぁ」
目の前にある光景と外側にある光景。
人という存在を遥かに越える世界がこの世には存在すると言うことを身体全体で感じながら子育てが出来るのはホントにありがたいと思う。
冬も終盤。
春夏に向けて種まきも始まっている。
まだ寒い日が多く身体は動きたがらないが、春が来ると花が咲くように一気に身体が動きだすのだろう。
何時もなら春の訪れを待ち焦がれていたが、今年は冬がもう少し欲しいなぁと思ってしまう。
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