たまに都会へ出ると色々と感じるものがあって面白い。
山を越えひたすら国道を真っすぐ。その先には都会がある。
軽トラの存在が段々違和感を覚え出すころが都会と田舎の境目。
人の総量の違いに空気の重さも変わってくる。
隙間なく組み込まれた街場はそれだけ人が活動している結果なのだと。
目的地の色とリズムに着くころ、畑から街の色合いの変化と、人の営みやその場所のリズムの変化を感じながら、平成2年の4速しかないオンボロ軽トラに乗っているボサボサ頭の自分が笑えてくる。
これから起こる新しい出会いにワクワクしながら、まだ畑の匂いがする軽トラのドアを開ける。
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