映し出されるもの

未分類 2018-02-09

ふと足元にある影を見ることがある。
黒い、その形が自分だと何故、認識できるのだろうか?そこには目も鼻も分からない黒い影。

しかし、確実に自分自身だと人は知っている。

そう、目に映るリアリティーだけがこの世の全てではないと人は気づいてる。想像し、その中に居る自分を探ることで目に見えること以上にリアリティーある世界が存在するかもしれないと思うこともさえある。それは普段目にする自分がその影だからかもしれない。

その影もなくなる時は一緒だから、同等の質量であることには間違いないだろう。それは、自分という存在の中にも二つの世界が存在するという証明ではないだろうか?と、ふとその影に気付いた時には想うことがある。

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