凍てつく

未分類 2018-02-14

最近は寒さが厳しく収穫を午後にしている。
朝は野菜が凍てつき、土もスコップが弾き返されるほど固い日もある。

出荷作業は隙間風が多い小さな古民家、野菜を調整するのも手が冷たい。部屋の中にある炊事場の桶も凍っている。

これだけ寒さが続く年も最近では珍しい。

寒さ厳しく身体も辛いが、どこかで安心しているような気がする。暖かい冬はセカセカして落ち着かないから、寒さで縮こまっている方が思考もさえてくる。
巷で冬は冬の、夏は夏の服をショッピングセンターに通う人たちのように私は冬は冬の夏は夏の過ごし方がある。しかし、そこには厳しい冬が必要なようだ。夏はもう少し暑さが穏やかになったら良いなとは思うが、冷夏は冷夏で物足りないと思うのかもしれない。

毎朝、子ども達が雪の中歩く姿を見て嬉しくなる。
「寄り道しないで早く歩けよ」と言っている先から水溜りに張った氷をバッキと踏みつけている。
冬は冬の楽しみは大人も子供も変わらないと気付く。この時代、子どもと大人がどんどん分離しているように思えてならない。私もそうだが車に乗って水溜りの氷をタイヤで踏みつけてしまうからだろうか。
たまには子ども達と一緒に雪の中を歩くのも良いかもしれない。

今回の写真は蛇口に取り付けたホースに繋ぐ器具が凍って水漏れを起こし、滴った水が下に落ち鍾乳洞のように下から氷が立ち上がってきたところを上から撮ったもの。

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