寒波と風邪

未分類 2018-02-01

こないだの大雪だったときの写真。
この日、風邪を引いて朝の体温計では38.6度。体調が悪く、0度を下回る気温での収穫は辛かった。

そんなことも時間が経って元気な身体になればなんてこともないこと。ちょっとした辛いことも、楽しかったことも、記憶なんていい加減なものですぐ忘れる。
でも、だからこそ些細な辛さや楽しさが人生では一番大切な事なのだろうと思う。小さな積み重ねは大きな辛きことを超えられるし、大きな喜びにも人生は振り回されない、そんな自分を持つことができると思うから。

例えば想像してみる。
明日食うものが無いという貧困国の子ども達を。大きな辛きことの中にある日常。その子供たちは絶望の中で毎日を過ごしているのは無く、日常の些細な楽しみに大きな喜びを持って生きているのではないか、一日を私なんかよりもよっぽど大切に過ごしているのではないか、と希望を持ってみる。この日本に住んでいて幸福がどちらなんて図れるものではないが、自信をもって日本だとは私はどうしても思えないのだ。それは私がもしそういう境遇に置かれたとき、その大きな辛きことを超えられるとは思えないし、そういう自分に恐怖すら感じるから。
いつも生には謙虚さを持ちたいと思っている。

もうろうとする中、雪をかき分けての収穫。ふと立ち上がり見た、ちょっとした辛さの向こうに広がる白い世界。もし人生の中にこれが無ければ私は発狂して仕事を放りだすだろう。生きる為だけに労働をするなんて辛すぎる。些細な辛さと、些細な喜びが人生における醍醐味ではないだろうか。
そう自分を慰め病気の身体を引きずり仕事をしていたように思う。

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